アスリート視点で AirPodsPro3の欲しかった機能と未来への期待するところ

ガジェット

 イヤフォンはアスリートにとって、自分を高めるギアとして必須。

AirPodsPro3に心拍数の測定機能がついたの常時データを取れるようになったのは、

体調管理上大きなプラス。ノイズキャン性能向上もトレーニングへの没入感も増した。

しかし

これで完成形?心拍数以外のデータを記録できない現状。

AirPodsPro3を現役のプロアスリートが、トレーニングデバイスとして、

欲しい機能・改良に期待する点を考えてみた。

僕の結論としは、AirpodsPro3は、最高のイヤフォンだが、

アスリートの最高の相棒にはまだ届かない。

心拍変動、体温、最大酸素摂取量などの機能追加によって、

今後(AirPodsPro4)は、最高の相棒になる可能性は大きい。

現在は、手間はかかるが、iphone,appleWatchを用いれば、

継続的なバイタル記録はできる。

アップル独自でappleintelligenceやsiri・またサードパーティーアプリの開発によって、

アスリートのための記録・分析・提案が可能になるはず。

アスリート視点で見る、AirpodsPro3の「残念・ほしかったたところ」

心拍変動(HRV)記録 機能なし

心拍変動(HRV)とは?
心臓の鼓動と鼓動の間の時間が 微妙に変化する「ゆらぎ」

このゆらぎは主に自律神経(交感神経・副交感神経)の働きによってコントロールされています。

心拍変動でわかること

・疲労や過労の蓄積状態
・自律神経バランス(交感/副交感神経の状態)
・トレーニングに対する身体の適応と回復度
・精神的ストレスや体調の変動
・オーバートレーニングのリスクや休養の必要性



トレーニング強度を示す「心拍数」と同様に、
体の回復度や、疲労の蓄積(ストレス)を示す重要な指標となります。
「心拍変動」は日々のコンディションを客観的に、
管理したいアスリートに取って、AirPods Pro3にほしかった機能です。

体温記録 機能なし

多くのアスリートにとって
土台となる「体温」は、生命維持とパフォーマンスの根幹をなす、
よく見過ごされがちな最重要バイタルサインです。

体温の記録管理でわかること

・熱中症のリスク予測と対策
・運動中、運動後の体温の上昇・回復状況の把握
・身体の暑熱順化(暑さに対する耐性づくり)の進み具合
・効果的なクーリング方法や休憩のタイミングの判断
・筋肉や体全体の温度管理によるパフォーマンス最適化


体温を知ること、管理することは、

単に「暑い」「寒い」といった感覚的なものを超え、

アスリートのコンディションを客観的に可視化し、リスク管理にも使えます。

バッテリーの総駆動時間の減少

AirPods Pro2↔️AirPods Pro3 バッテリー


AirPods Pro 2とMagSafe充電ケース(USB-C)を使用した場合
最大30時間の再生時
(イヤフォン単体 6時間

AirPods Pro 3とMagSafe充電ケース(USB-C)を使用した場合
最大24時間の再生時間
(イヤフォン単体 8時間
※アクティブノイズキャンセリングを有効にした場合

Appleがケースの小型化・軽量化を優先した結果、

このような戦略を取ったのかもしれません。

しかし、イヤホン単体の駆動時間が伸びたとしても、一日を通してデバイスを使用し、

移動多いアスリートの視点から見れば、バッテリー量のげんしょうはは実質的な「ダウングレード」だと感じる。

安心して遠征に持ち出せるという信頼感が薄れた点は、少し残念なポイントでした。

モバイルバッテリーなどの、精神的なコストがほんの少し増えてしまいました。

飛行機の長時間フライト中に、ノイキャンを使用しなが睡眠を取ることもあるので、

それが、6時間から8時間に増えたのは、嬉しい。

タッチ操作の限界

外でランニング中や、手袋を使う作業中、

ジムでのグローブの装着時は、

反応が悪くなります。音声モードの切替、再生・一時停止の操作はかろうじてできましたが、

著しいのは音量調節のスライド操作では、

グローブ着用時には、ほとんど機能しませんでした。

iPhoneや接続デバイスからの直接操作が早そうです。

もしくは、グローブを一旦外し、スライド操作するか、siriにお願いするしかありません。

音声指示でバイタル確認はできない。

現在、トレーニング中のAirPodsPro3から、で現状を把握するのは、困難です。

両手が空いた状態で、アスリートは、もっと深く、トレーニングに没頭したいはずです。

ランニングや、トレッドミルなどは、連携されたスマホ等で、確認は可能です、

しかし、ローイングなどの両手を塞がれた場合には、音声指示・音声通知は極めて重要です。

siriなどからシームレスで、今まで以上に、高度な指示ができるように
なることを期待しています。

ハードウエアは、更新されたが、そのデータを活用しづらい

現在は、様々なデバイスで、記録を行うことができます。

GPSデバイスでも最近では、精度が高くなっており、正確な速度を、

簡単に把握できるようになっています。

他にも、最大酸素摂取量や、ジャイロ機能で傾きなども、計測できます。

しかし、

その記録を、パフォーマンス向上に活用できているか?

といえば個人レベルになると、

まだまだ「活用ができていない」のが現状です

データの記録、蓄積、分析ができれば、

目標にたどり着く可能性が高まります。

多くのアスリートが、

「なぜ今日は調子が良かった(悪かった)のか?」

その「なぜ」を強く追求することが、可能になるのです。

Airpodsがリアルタイム・コーチングしてくれる

「耳元のパーソナルコーチ」担ってくれる、

単なるデータロガーではないものになることを期待してます。

今後のAirpodsに期待すること

期待することは、
アスリートのパーソナルデータの記録・蓄積・分析
データを元にリアルタイムのコーチング

AirPodsが、

Apple Intelligenceなどの強力な知性を得ることで

単なるデバイスから『AIパーソナルトレーナー』へと変わることです。

Apple Intelligenceとデバイスのシームレスな連携によって、

トレーニングの準備や「記録管理」といった煩雑な作業をなくし、

デバイス操作に取られていた時間を減らしてくれます。

これにより、アスリートは、雑務から解放され、

トレーニングそのものに集中できます。

スポーツにとって、AIトレーナーの真価は、

アスリート個人の過去の膨大なパフォーマンスデータにアクセスし、

それを現状のバイタルデータとリアルタイムに比較

その分析結果から、

パーソナライズされた通知や提案を、

最適なタイミングで耳元へ届けてくれる。

例えば

「現在目標心拍数のゾーンです。ペースをこのまま維持しましょう。」

「心拍数が平常値に戻る時間が長くなっています。疲労のサインです。
今日のトレーニングメニューを再構築しますか?」

データ収集の自動化から、

過去と現在を比較した上でのコーチングまで。

アスリートの管理の一部をAIが担うことで、

アスリートは集中力を欠く雑務から解放され、

自身の身体と対話することだけに集中し、真の没入状態へと入ることができるはず。

Apple Intelligenceには、そんな未来を切り拓く力があると、期待しています。

まとめ:最高の「サブ機」から、更に最高な「相棒へ」期待

現状のAIrpodsPro3は、日常使いやライトな運動には最適だが、

本格的に取り組むアスリートにとっては、まだ「サブ機」を脱せられない。

今後、ソフトウエアのアップデート、特にApple Intelligenceとの融合が、

このデバイスを「相棒」へと進化させることができるはずです。

理想は

映画『アイアンマン』のトニー・スタークのサポートAIのジャービス

今後、AirPodsが僕の最高な相棒になってくれることを期待!!!

おまけ

今回取り上げたAirPods Pro 3は、

アスリートのパフォーマンスを上げるためのデバイスとしては、万能ではありません。

競技の種類や練習環境によっては、

デバイスを着けることすら許されない場面もあるでしょう。

私自身も、そのような環境でトレーニングを行う一人です。

また、心拍変動や体温といったデータから疲労度や回復度を読み解くには、

こちらも、まだまだな部分があるのも事実です。

しかし、

Apple Watchで日々のコンディションを記録し、

iPhoneで練習メニューを管理し

AirPodsでリアルタイムのフィードバックを得る、といったように、

複数のデバイスを連携させた自分だけの「コンディショニング・システム」を構築することは、

可能だと思います。

学業や仕事と両立しながら競技に取り組む学生・社会人アスリートの皆さんは、

練習以外にも無数のタスクを抱えているはずです。

だからこそ、

テクノロジーを活用して、練習の質を最大化日々のタスクを効率化することが、

目標達成への道につながると考える。

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