走ると胸が痛い人向けのスポーツブラの選び方の記事アイキャッチ 装備
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AI協業 本記事は覆面アスリート本人の体験・意見・判断をベースに、AIアシスタント(Claude)の支援を受けて構成・編集しています。
覆面アスリートがお辞儀をしているイラスト
10秒でわかるこの記事の内容

走るたびに胸が揺れて痛み、ペースを落とそうか迷っている方へ。支えがないと、胸の変位は歩行4.2cmに対し走行では15.2cmまで増えます。落とすべきは、その大きさではなく速さのほうでした。支えの段階とアンダーバンドを合わせれば、痛みで距離を削らずに済みます。

✅ 本記事で得られること

  • 走るたびに胸が痛くて、その日のペースや距離を自分から削ることがなくなります
  • 表示されたサポート力だけで選んで買い直す、という出費がなくなります
  • 締めつけが強すぎて結局使わなくなる一枚を、買わずに済みます

👤 こんな方におすすめ

  • 距離やスピードを上げ始めてから、走行中に乳房が揺れて痛むようになった方
  • ブラを替えても揺れが止まらず、サイズが合っているのか分からない方
  • 胸が大きく、締めつけの強い一枚を選ぶと苦しくならないか心配な方
ゆっきーが疑問を持って質問する
ゆっきー

走ると胸が揺れて痛いんです。サポート力の強いブラに替えれば、止まりますか?

覆面アスリートが共感の笑顔
覆面アスリート

ロンドンマラソンを走った女性の3人に1人が、同じ痛みを経験している。替えるのは正しい判断。ただ、見るところが1つ足りない。

ゆっきーが心配顔で突っ込む
ゆっきー

足りない…? 上下の揺れを押さえれば十分だと思っていました。

覆面アスリートが本文へ誘導
覆面アスリート

上下の動きは全体の半分ほどで、残りは前後と左右にも出ている。何を見て選ぶのか、順に見ていこう。

揺れないスポーツブラを選ぶ基準は、揺れの大きさではなく「速さ」

結論 · 要点2026.09 更新 · Scurr 2010

スポーツブラは何を基準に選べばいいですか?

女性15名が3つの支えの条件で走った研究では、着け心地と最も強く結びついていたのは変位ではなく速度でした。加速度は支えを変えても変わらず、着け心地とも無関係でした。一方で別の17名の研究では、本人が感じるフィット感のほうが痛みをよく予測しています。

  1. 見るのは速さ:支えを強くして減るのは、動く距離と動く速さの両方
  2. 加速度は関係しなかった:支えを変えても変わらず、着け心地とも結びつかなかった
  3. 上下だけを見ない:左右と前後にも相当量の動きがある
Scurr JC, White JL, Hedger W. (2010) J Sports Sci · n=15

ブラを替えるという判断そのものは正しいものです。ただ、選ぶときに見ている指標が1つずれています。

着け心地と最も強く結びついていたのは、胸が動いた距離ではなく、胸が動く速さでした。女性15名が時速およそ10kmで走り、支えなし・普段のブラ・スポーツブラの3条件を比べた研究があります(Scurr 2010)。支えを強くすると、動く距離と動く速さはどちらも有意に小さくなりました。一方で加速度は、支えを変えても変わらず、着け心地との関連も見られませんでした。着け心地と最も強く関連していたのが速度でした。

この研究が測ったのは着け心地であって、痛みそのものではありません。相関を見たもので、速さが落ちれば着け心地が良くなると証明したわけでもありません。それでも、選ぶ側にとっては意味があります。同じ「よく揺れない」でも、動きが小さくなるのと、動きが遅くなるのは別のことだからです。

反対側の報告もあります。BからCカップの女性17名を調べた研究では、本人が答えたフィット感と着け心地のほうが、胸の動きの大きさより乳房痛をよく予測しました(Nolte 2016)。この研究では、比べたブラのすべてが動きを有意に減らしたわけではなく、走る速度ごとに最も成績の良いブラが違っていました[9]速さは判断材料の1つであって、唯一の正解ではありません。

もう1つ、同じ研究が報告しているのが動く向きです。胸は上下だけでなく、左右にも前後にも相当量動いていました[1]。上下方向だけを押さえる発想では、動きの一部しか見ていないことになります。

では、支えがないとき、胸は実際どれくらい動いているのか。

支えがないと、胸は走行で15.2cm動く ─ 時速10kmを超えると上下は半分ほど

結論 · 数値で見る2026.09 更新 · Scurr 2011

走ると胸はどれくらい動きますか?

Dカップの女性21名が支えなしで動いたとき、胸の動きは歩行の変位4.2cmに対し、走行では15.2cmまで増えました。時速10kmを超えると、速度を上げても動きの大きさと向きは変わりませんでした。このとき上下方向は全体の約半分で、残りは左右と前後の動きでした。

歩行時の動き
4.2cm
支えなし
走行時の動き
15.2cm
支えなし・約3.6倍
上下方向の割合
約50%
残りは左右と前後
Scurr JC, White JL, Hedger W. (2011) J Sports Sci · n=21

Dカップの女性21名が支えなしで走ったとき、胸の動きは歩いているときの3倍以上になりました。歩行では合計4.2cmだった動きが、走行では15.2cmまで増えています(Scurr 2011)。ここで言う動きは、体幹に対する相対的な動きです。乳頭と体幹にマーカーを付け、3次元で計測しています。

この研究には、練習の組み立てに直結する報告がもう1つあります。時速10kmを超えると、そこから速度を上げても、動きの大きさも向きも変わりませんでした[2]。ペースを上げたから揺れが増える、という単純な関係ではないということです。そしてこのとき、上下方向は全体のおよそ半分でした。

支えを強くしても、動く向きは変わりませんでした[2]減らせるのは動きの幅であって、揺れをゼロにできるという話ではありません。

なお、この数字はDカップの21名を計測したものです。カップサイズが違えば動く量も変わります。「誰でも15.2cm動く」と読み替えることはできません。

走る人の3人に1人が胸の痛みを経験していて、その44%は何もしていない

2012年のロンドンマラソンで、女性ランナー1,285名が回答した調査があります(Brown 2014)。32%乳房痛を経験していて、カップサイズと有意に関連し、中程度の運動より高強度の運動で強く出ていました。症状があった人の17%は、実際に運動のしかたが変わったと答えています。

そして、症状があった人の44%は、何の対策もしていませんでした[3]。半数以上が「不快だ」と表現していたにもかかわらずです。痛みを我慢する側に回っている人が、それだけ多いということになります。

年代を下げると、割合はさらに上がります。英国の11〜18歳の女子生徒2,089名の調査では、46%が「胸が体育やスポーツへの参加に何らかの影響を与えた」と回答しました(Scurr 2016)。13〜14歳では51%、胸が大きい層では63%です。半数以上は、スポーツ中に一度もスポーツブラを着けていませんでした。

ここまでで、動きの大きさと向き、そしてどれだけの人が困っているかが分かりました。ここからは、順番の話に入ります。

買い替える前に確かめるのはアンダーバンド ─ 104名の85%が合っていないブラを着けていた

結論 · 要点2026.09 更新 · McGhee 2010

買い替える前にやることはありますか?

女性104名のブラのサイズを、自己選択・市販のアンダーバンド採寸・専門家の判定の3通りで比べた研究では、85%が合っていないブラを着けていました。自己選択でも採寸方式でも専門家の判定と有意に食い違い、何枚も試着しても改善しませんでした。

  1. 85%が不適合:104名のサイズを専門家の基準で判定したところ、85%が合っていなかった
  2. 自分では決まらない:自己選択でも市販の採寸方式でも、専門家の判定と有意に食い違った
  3. 試着枚数では解決しない:何枚も試しても、正しいサイズを選ぶ精度は上がらなかった
McGhee DE, Steele JR. (2010) J Sci Med Sport · n=104

新しい一枚を買う前に、いま着けている一枚が合っているかを確かめる価値があります。

女性104名(平均43.5歳)を調べた研究では、85%が自分に合っていないブラを着けていました。自己選択で選んだサイズも、市販の採寸方式で出したサイズも、専門家の判定と有意に食い違っていました(McGhee 2010)。しかも、何枚も試着してもこの精度は上がりませんでした。

この結果には、買い物の順番を変えるだけの意味があります。サイズは、自分で測れば決まるものではなかったということです[5]。手順を覚えて解決する話ではなく、そもそも自己判定の精度が足りていません。

だとすると、現実的な打ち手は2つに絞られます。1つは、店頭で試着して見てもらうこと。もう1つは、サイズ違いを実際に着けて比べられる買い方をすることです。どちらも「測って終わり」にしない、という点で共通しています。

なお、この調査の対象は日常のブラで、スポーツブラに限定したものではありません。「スポーツブラの85%が合っていない」と読み替えることはできません。

合っているかを確かめたら、次に決めるのは型です。

カップが左右に分かれた型は、圧迫だけの型より胸が体と一緒に動いていた

結論 · 数値で見る2026.09 更新 · Williams 2024

圧迫型とカップ型はどちらを選べばいいですか?

女性12名が時速10kmで走った研究では、ブラを着けると胸と体幹が同じ向きに動く時間が90%を超えました。支えなしは約66%です。さらにカップが左右に分かれた型は、圧迫型より同じ向きに動く時間が有意に長くなりました。

支えなしで同じ向きに動いた時間
約66%
胸と体幹がそろって動いた歩数の割合
ブラ着用時
90超%
支えなしより有意に長い
型の比較
分離型が長い
圧迫型との差は有意
Williams GKR et al. (2024) Sci Rep · n=12

スポーツブラは、大きく2つの作りに分かれます。胸全体を体側に押しつける圧迫型と、左右それぞれにカップを持ち、胸を包んで支える型です。比較記事の多くはここを好みの問題として扱いますが、実測の差が報告されています。

  • 支えなし … 約66%
  • 圧迫型 … 90%
  • カップが左右に分かれた型 … 90%超で、圧迫型より有意に長い

女性12名が時速10kmで走った研究で、カップが左右に分かれた型は、圧迫型より胸と体幹が同じ向きに動く時間が長くなりました。支えなしでは約66%だったこの時間が、ブラを着けるとどちらの型でも90%を超えました。そのうえで分離型のほうが有意に長い、という結果です(Williams 2024)。

この研究が測っているのは動きの協調であって、痛みでも着け心地でもありません。「分離型のほうが痛くない」とまでは書かれていないので、そう読み替えないでください[6]。参加者は12名で、速度も1つだけです。

店頭やページで見分けるときは、カップの形がついているか、左右の間に切り替えがあるかを見ます。ただし、表示から構造を確定できないことも多いので、そこは試着で確かめる領域です。

型を決めても、支えの強さそのものが走りを変えるかどうかは、また別の話です。

支えを強くすると、同じ速度で走ったときの酸素の消費が減った

結論 · 要点2026.09 更新 · Fong 2022

スポーツブラで走りそのものは変わりますか?

女性ランナー15名が好みの速度で10分走った研究では、支えの低いブラから高いブラに替えると、体重1kgあたりの酸素摂取量と走りの燃費がどちらも有意に改善しました。ケイデンス・歩幅・接地時間は変わっていません。

  1. 酸素の消費:低い支えの30.9から高い支えの28.7 ml/kg/分へ
  2. 走りの燃費:88.6から95.2 m/L へ
  3. 胸が大きいほど差が出た:改善幅と胸のサイズの相関は0.77〜0.81
Fong HB, Powell DW. (2022) Front Sports Act Living · n=15

痛みを減らす以外にも、支えを変えると走りそのものが変わったという報告があります。

支えの低いブラから高いブラに替えると、同じ速度で走ったときの酸素の消費が減りました。女性ランナー15名が、各自の好みの速度で10分走った研究があります(Fong 2022)。体重1kgあたりの酸素摂取量は30.9から28.7ml/kg/分へ、走りの燃費は88.6から95.2m/L へ、どちらも有意に変わりました。走りの燃費については、こちらの記事で測り方から説明しています。

このとき、ケイデンス・歩幅・接地時間はどれも変わっていませんでした[7]。フォームが変わったから燃費が上がった、という説明では足りないということです。同じ研究チームは翌年、支えを強くすると膝関節のスティフネスが上がり、膝の曲がる範囲が小さくなることを報告しました(Powell 2023)。これを、説明の候補の1つとして挙げています。あくまで候補であって、仕組みが確定したわけではありません。

もう1つ、この研究で目を引くのは相関です。胸が大きい人ほど、改善の幅が大きくなっていました(相関係数0.77〜0.81)[7]。支えを変える価値は、全員に同じだけあるわけではありません。

これは15名がトレッドミルで10分走った結果です。

実際のレースでタイムが縮んだという話ではありません。別の研究では、支えの強さを3条件変えても、自転車の10kmタイムトライアルの所要時間には差が出ていません(Illidi 2024)。「速くなる」ではなく「同じ速度が楽になった」までが、いま言える範囲です。

ただし、支えを強くすることには代償もあります。

締めつけの強い一枚は、胸の締めつけ感も強める ─ 買う前に確かめる2点

結論 · 数値で見る2026.09 更新 · Illidi 2024

ハイサポートを選べば選ぶほどいいのですか?

女性23名が3つの支えの条件で自転車の10kmタイムトライアルを行った研究では、所要時間に差はありませんでした。一方で支えの強いブラは胸の締めつけ感を有意に強め、胸が大きい群ではその感覚がさらに強く出ました。強くすれば正解、ではありません。

10kmの所要時間
差なし
支えの強さ3条件で有意差なし
胸の締めつけ感
強まるp=0.039
高い支えのブラで有意
胸が大きい群
さらに強いp=0.042
同じ条件でより強く出た
Illidi CR, Jensen D. (2024) Front Sports Act Living · n=23

支えを強くすると、胸の締めつけ感も強くなります。女性23名が、高い支えのブラ・低い支えのブラ・自分のブラの3条件で自転車の10kmタイムトライアルを行いました(Illidi 2024)。所要時間に差はなく、一方で高い支えのブラは胸の締めつけ感を有意に強めていました。胸が大きい群では、その感覚がさらに強く出ています。

これは自転車での結果なので、走行にそのまま当てはまるとは書かれていません。それでも、買い物の判断には効きます。強ければ強いほどいい、という選び方では、苦しくて使わない一枚を買うことになるからです。

確かめるのは2点です。1つは、着けた状態で深く息を吸えるか。もう1つは、走り出して数分たっても、その感覚が薄れずに残らないか。試着室で数十秒着けるだけでは、この2点は分かりません。

締めつけとは別に、ブラのバンドや縫い目が肌にこすれて痛むこともあります。こちらは支えの強さではなく摩擦の問題で、対処も別です。塗るもので防ぐ方法はこちらの記事で詳しく説明しています。

サイズが自分で決まらないなら、サイズ違いを試せる買い方を選ぶ

ここまでの3つが重なります。着け心地に効いていたのは速さと、本人が感じるフィット感だった。サイズは自分では決まらない。そして強すぎると苦しくて使わなくなる。この3つを同時に満たせるかどうかは、着けてみるまで分かりません。

揺れの速さそのものは、商品の表示に出てきません。売り場でその代わりに見られるのは、支えの段階の表示と、カップが左右に分かれているかどうかの2つです。だとすると、選ぶときに見るのは商品名ではなく、メーカーが用途として何を名指ししているかと、合わなかったときに交換できるかです。走る動きを名指ししたハイサポートで、サイズ違いを試せる買い方なら、この記事で挙げた3点をひととおり自分の体で確かめられます。

いま着けている一枚が合っているか、あなたは確かめられていますか。

参考までに、用途として「マラソン・ジョギング・球技等、走ったり跳んだりするスポーツにおすすめ」とメーカーが名指ししている一例を挙げます。CW-X スポーツブラ ハイサポートタイプ HTY198です。成型カップは取り外せて、肩甲骨の動きをさまたげにくいYバックという構成が公式に開示されています。2026年9月9日時点でAmazon直販・返品無料のため、サイズ違いを実際に着けて比べられます。価格や在庫は変わります。この記事は、この製品で酸素の消費が減ると言っているのではありません。上で挙げた研究は、いずれも市販の特定の製品を検証したものではないためです。

よくある質問

Q. 胸の真ん中や奥のほうが痛みます。これもブラを替えれば解決しますか?

A. この記事が扱っているのは、走行中の揺れに伴って乳房そのものに出る痛みです。胸の中央や奥が痛む、息苦しさや動悸を伴う、運動をやめても続く、という場合は原因が別のところにあります。ブラの選び直しで解決する範囲ではないので、自己判断を続けずに医療機関で相談してください。

Q. 中学生・高校生の部活でも必要ですか?

A. 英国の11〜18歳2,089名の調査では、46%が「胸が体育やスポーツへの参加に影響した」と答え、13〜14歳では51%、胸が大きい層では63%でした。一方で半数以上は、スポーツ中に一度もスポーツブラを着けていませんでした[4]。これは英国の生徒の自己申告で、日本の部活動を測ったものではありません。ただ「本人が言い出していないだけ」という状態は起こりうる、という材料にはなります。

Q. カップ付きインナーやブラトップでは足りませんか?

A. この2つを直接比べた研究は確認できませんでした。手がかりになるのは、支えなし・普段のブラ・スポーツブラの3条件を比べた研究で、支えの段階が上がるほど動く距離と速さが小さくなっていたことです[1]。判断の基準は商品の呼び名ではなく、そのカテゴリーの中でどの段階の支えとして作られているかになります。

Q. 胸が小さければ、そこまで気にしなくていいですか?

A. 痛みの有無はカップサイズと有意に関連していました[3]ので、小さいほうが起きにくい傾向はあります。ただしゼロではありません。11〜18歳の調査でも、胸に関する懸念を挙げた73%のうち、最も多かったのは揺れそのもの(38%)でした[4]。支えを強くしたときの走りの燃費の改善も、胸が大きい人ほど幅が大きいという相関です[7]。得られるものの大きさが違う、という理解が実態に近いところです。

まとめ

この記事で押さえたこと

  • 着け心地と最も強く結びついていたのは、胸が動いた距離ではなく動く速さだった
  • 支えがないと、胸は歩行の4.2cmに対し走行では15.2cmまで動き、上下はそのうち半分ほどだった
  • 買い替える前に確かめるのはサイズで、調べた104名の85%は合っていないブラを着けていた
  • カップが左右に分かれた型は、圧迫型より胸と体幹が同じ向きに動く時間が長かった
  • 支えを強くすると、走行では同じ速度での酸素の消費が減り、自転車では胸の締めつけ感が強くなった

走ると胸が痛むのは、根性や慣れの問題ではありません。ロンドンマラソンを走った女性の32%が同じ痛みを経験していて、その44%が何もしていませんでした[3]まず、いま着けている一枚が合っているかを確かめる。次に、走る動きを名指しして作られたハイサポートを、サイズ違いを試せる形で選ぶ。この2つで、痛みを理由に距離を削る日を減らせます。

強くすれば正解ではない、というのも同じくらい大事なところです。締めつけが強すぎる一枚は、結局引き出しに戻ります。深く息が吸えるかどうかを、買う前に自分の体で確かめてください。

覆面アスリートが読者に問いかける
覆面アスリート

私は道具を買い替える前に、いま持っているものが合っているかを先に見る派。あなたはどっち? ①まず新しい一枚を買う / ②いまの一枚のサイズを確かめる。コメントで教えてください。

戦う君は、ひとりじゃない。アスリートRPG。

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参考文献・出典

出典リスト(10件)— タップで表示
  1. Scurr JC, White JL, Hedger W. (2010) The effect of breast support on the kinematics of the breast during the running gait cycle. Journal of Sports Sciences. PubMed PMID 20686995
  2. Scurr JC, White JL, Hedger W. (2011) Supported and unsupported breast displacement in three dimensions across treadmill activity levels. Journal of Sports Sciences. PubMed PMID 21077006
  3. Brown N, White J, Brasher A, Scurr J. (2014) The experience of breast pain (mastalgia) in female runners of the 2012 London Marathon and its effect on exercise behaviour. British Journal of Sports Medicine. PubMed PMID 23603819
  4. Scurr J, Brown N, Smith J, Brasher A, Risius D, Marczyk A. (2016) The Influence of the Breast on Sport and Exercise Participation in School Girls in the United Kingdom. Journal of Adolescent Health. PubMed PMID 26802991
  5. McGhee DE, Steele JR. (2010) Optimising breast support in female patients through correct bra fit. A cross-sectional study. Journal of Science and Medicine in Sport. PubMed PMID 20451452
  6. Williams GKR, Reeves J, Vicinanza D, Mills C, Jones B, Wakefield-Scurr J. (2024) Breast-torso movement coordination during running in different breast support. Scientific Reports. PubMed PMID 39266598
  7. Fong HB, Powell DW. (2022) Greater Breast Support Is Associated With Reduced Oxygen Consumption and Greater Running Economy During a Treadmill Running Task. Frontiers in Sports and Active Living. PubMed PMID 35774380
  8. Powell DW, Fong HB, Nelson AK. (2023) Increasing breast support is associated with altered knee joint stiffness and contributing knee joint biomechanics during treadmill running. Frontiers in Sports and Active Living. PubMed PMID 37152112
  9. Nolte K, Burgoyne S, Nolte H, van der Meulen J, Fletcher L. (2016) The effectiveness of a range of sports bras in reducing breast displacement during treadmill running and two-step star jumping. The Journal of Sports Medicine and Physical Fitness. PubMed PMID 26765495
  10. Illidi CR, Jensen D. (2024) Supported to perform: sports bras and breast volume do not impair cycling performance in females. Frontiers in Sports and Active Living. PubMed PMID 39465208

この記事の用語

本文の点線つきの語をタップすると、同じ説明がその場に出ます。

変位(displacement)

ある点が、もとの位置からどれだけ離れたかを表す長さ。動いた道のりではなく、始点と終点の隔たりを見る。

この記事では、体幹に対して胸がどれだけ離れたかを表す数字として出てくる。歩行4.2cm・走行15.2cmはこの値。

乳房痛(mastalgia)

乳房そのものに感じる痛みや張りの総称。運動によるもの、時期によって出るものなど原因は一つではない。

この記事が扱うのは、走行中の揺れに伴って出るものだけ。胸の中央や奥が痛む場合は範囲の外として区別している。

アンダーバンド(underband)

ブラの下端を胴に沿って一周する帯の部分。ここの周径がサイズ表記のアンダーバストにあたる。

この記事では、新しい一枚を買う前に合っているかを確かめる対象として出てくる。

カップが左右に分かれた型(encapsulation)

左右それぞれにカップを持ち、胸を包んで支える作り。胸全体を体側へ押しつける圧迫型と対になる分類。

この記事では、圧迫型と比べて胸と体幹が同じ向きに動く時間が長かった、という研究の比較条件として出てくる。

酸素摂取量(oxygen consumption)

体が一定時間に取り込んで使う酸素の量。同じ速度で走るのに必要な酸素が少ないほど、その速度を保つ負担は軽い。

この記事では、支えの低いブラと高いブラを比べたときに差が出た指標として出てくる。

ケイデンス(cadence)

1分あたりの歩数。走りのリズムを表す基本の指標で、歩幅と掛け合わせると速度になる。

この記事では、支えを変えても変わらなかった項目として出てくる。フォームの変化では説明がつかない、という話につながる。

本記事は健康・運動に関する一般的な情報の提供を目的としたものであり、診断・治療を目的とするものではありません。胸の痛みが運動をやめても続く場合、しこり・分泌物・強い腫れを伴う場合、息苦しさや動悸を伴う場合は、医療機関で相談してください。

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