京都マラソン2027の抽選倍率は3.1倍。2024大会の1.8倍から上がり、当選は申し込んだ人のおよそ32% カラダ
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京都マラソン2027の抽選倍率は3.1倍で、申し込んだ人のおよそ3人に1人しか走れません。2024大会の1.8倍から毎年上がっています。日本で走る人は2020年をピークに減っていますが、大会への申し込みは世界の人気大会でも過去最多が続いています。増えているのは走る人ではなく、大会に出たい人です。

✅ 本記事で得られること

  • 落選しても、追加抽選・先着枠・次回の申し込みから次の一手を選べる
  • 京都マラソンと東京マラソンの参加料を、申し込む前に確かめられる
  • 倍率の上がり下がりを、申し込みの増減と枠の配分に分けて読める

👤 こんな方におすすめ

  • 京都マラソン2027の抽選結果を受け取った方
  • 来年以降、人気の都市型マラソンに申し込みたい方
  • マラソン人気がどこまで続くのか気になっている方
ゆっきーが疑問を持って質問する
ゆっきー

京都マラソン2027の抽選倍率は3.1倍だと聞きました。京都マラソンは、そんなに人気なんですか?

覆面アスリートが共感の笑顔
覆面アスリート

3.1倍は、申し込んだ人のおよそ3人に1人しか走れない数字です。3年前の大会は1.8倍だったので、かなりの狭き門になりました。

ゆっきーが心配顔で突っ込む
ゆっきー

マラソンを走る人が、それだけ増えているということですか?

覆面アスリートが本文へ誘導
覆面アスリート

日本で走る人の数は、実は減っています。増えているのは大会に出たい人で、これは世界でも同じ流れです。京都の数字から順番に見てみましょう。

京都マラソン2027の抽選倍率は3.1倍で、2024大会から3年続けて上がっている

京都マラソン2027のマラソン部門の抽選倍率は3.1倍で、2024大会の1.8倍から3年続けて上がりました。国内ランナーの抽選枠である一般枠の定員12,178人に対し、抽選の対象になったのは37,340人です[1]。単純に割ると、当選するのは申し込んだ人のおよそ32%になります。

大会マラソンの抽選倍率抽選の対象になったマラソンの申し込みエントリー数の合計
2024大会1.8倍(一般枠は1.9倍)24,145人26,795人
2025大会2.1倍(一般枠は2.2倍)27,470人30,801人(海外1,774人を含む)
2026大会2.7倍34,987人39,221人
2027大会3.1倍37,340人39,040人(先着の海外ランナー枠・ふるさと納税枠を除く)

エントリー数はペア駅伝を含む合計です。2027大会だけは海外ランナー枠とふるさと納税枠を除いた数で発表されているため、年をまたいで比べる時は抽選の対象になったマラソンの申し込みを見ます[25][4][3][1]。

京都マラソン2027は2027年2月21日に開かれ、マラソンの定員は16,000人です。内訳は、一般枠(抽選)10,640人、京都市民枠(抽選)1,600人、ふるさと納税枠(先着)760人、海外ランナー枠(先着)3,000人です[2]。抽選で選ばれるのは国内の一般枠と市民枠だけで、先着の2つの枠は倍率に入っていません。

では、倍率を押し上げたのは、申し込む人が増えたことなのか、枠の配分が変わったことなのか。

京都マラソンの倍率を押し上げたのは申し込みの増加で、2026大会で約8,400人増えた

京都マラソンのエントリー数は、2025大会の30,801人から2026大会の39,221人へ、1年で約8,400人(27%)増えました。抽選の対象になったマラソンの申し込みも、2025大会の27,470人、2026大会の34,987人、2027大会の37,340人と、2年続けて増えています[4][3][1]。

枠の配分も変わっています。2026大会は海外ランナー枠を4,000人(先着)としましたが、募集期間の延長を発表した時点で、申し込みは定員に大きく届いていませんでした。大会事務局は、海外枠の人数が決まらないと国内枠の抽選数が決まらないとして、国内の募集期間もあわせて延ばしています[3][5]。延長前に申し込んだ人も延長後の人と同じ条件で抽選されたことには、ランナーから不満の声が出ました。事務局もその声を受け止めると説明しています[5]。

2027大会では、海外ランナー枠を3,000人に減らしました[2]。8月31日の時点で海外ランナー枠の申し込みは2,031人で、定員に届かない分は抽選の一般枠に回すと発表しています[1]。

読み取れること: 京都マラソンへの海外からの申し込みは大会側の見込みより少なく、国内からの申し込みは見込みより多かったと読めます。2027大会の3.1倍は、その国内の需要がそのまま倍率に表れた数字です。

京都だけが特別なのか。世界の大きな大会でも、同じことが起きています。

世界のマラソンも申し込みは過去最多で、ロンドンの抽選は113万件を超えた

ロンドンマラソン2026の抽選には1,133,813件の申し込みがあり、マラソンの抽選としては世界最多の記録になりました。2025大会の840,318件から36%の増加です[6]。2027大会の抽選は1,338,544件で、さらに18%増えたと報じられています[7]。

  • 完走者の数でも記録が続いています。ロンドン2026大会は59,830人が完走し、1つのマラソンの完走者として史上最多になりました[8]。その前の記録は、ニューヨークシティマラソン2025大会の59,226人です[9]。
  • ニューヨークシティマラソン2026大会の申し込みは24万件を超え、一般抽選の当選率は約1%だったと報じられています[10]。
  • 世界44か国・約600大会の集計では、2024年のロードレースの完走者は前年より17.1%増え、フルマラソンに限ると14.6%増でした[11]。

ただし、すべての国で過去最高というわけではありません。米国のマラソン参加者は2024年に432,562人で、ピークだった2014年の496,178人より12.8%少ないままです[12]。申し込みが集まっているのは、ロンドンやニューヨークのような、よく知られた都市の大会です。

日本では、走る人そのものはどうなっているのでしょうか。

日本で走る人は2020年をピークに減っていて、強いのは大会に出たい人の需要だ

日本でジョギング・ランニングをする人は、2020年の推計1,055万人をピークに、2024年は758万人まで減りました。20歳以上で年1回以上走った人の割合は、2020年の10.2%から2022年の8.5%、2024年の7.4%へ下がっています。一方で、40〜50代の男性は2022年から増えています[13]。

この数字は、年に1回でも走った人を数えたものです。新型コロナの時期に気分転換で走り始めた人が離れても、大会を目標に走り続ける人は残ります。

読み取れること: 走る人の裾野は狭くなる一方で、大会に出る人は京都のような人気の大会に集まっていると読めます。倍率3.1倍は、走る人のうち大会に出たい人が、同じ大会に集中した結果です。

では、ランニングのブームは、そもそも何から始まったのか。

ランニングブームの火付け役は時代ごとに違い、今はランニングクラブとSNSだ

ランニングブームのきっかけは、1970年代の米国では五輪とベストセラー、日本では2007年の東京マラソン、2020年代はランニングクラブとSNSでした。

  • 1970年代の米国: 1972年のミュンヘン五輪でフランク・ショーターがマラソンで金メダルを取り、1977年にはジム・フィックスの『The Complete Book of Running』がベストセラーになりました[14]。
  • 日本の2007年: 東京マラソンが始まり、第1回の申し込みは約7.8万人でした[15]。抽選倍率は第1回が3.1倍、第2回が5.2倍、第3回が7.5倍と報じられています[16]。京都マラソン2027の3.1倍は、東京マラソンが始まった年と同じ倍率です。
  • 2020年代: 運動記録アプリ Strava の2025年の報告では、新しく作られたクラブが前年の約4倍(ランニングクラブは3.5倍)になり、アプリ内のクラブは合わせて100万に達しました[17]。Z世代の大会参加は前年より、5kmで28%、10kmで39%、ハーフで31%、フルで33%増えたと報じられています[18]。

今の火付け役が仲間づくりの場だとすると、ランナーが大会に求めるものも変わってきます。

ランナーが今マラソン大会に求めているのは、記録だけでなく仲間と旅だ

今のランナー、とくに若い世代は、同じ趣味の人と出会うことや、大会そのものを目当てに走っています。Strava の2025年の報告によると、Z世代はX世代に比べて「同じ趣味の人と出会うため」に運動する割合が39%高く、大会やイベントが主な動機になる割合は75%高いとされています[18]。

大会を旅の目的にする動きもあります。オーストラリアで2,000人に聞いた調査では、50%が走ることを目的にした旅行を計画していると答え、39%がマラソンのために旅行すると答えました[19]。観光地として知られる京都を走る京都マラソンも、旅を兼ねて申し込みやすい大会です。

人気が集まれば、大会に出るお金も変わります。

マラソン大会の参加料は上がり、大会は開催する街の大きな収入源になっている

マラソン大会に出る費用は上がっています。東京マラソンの国内の参加料は2026大会で16,500円から19,800円に上がり、2027大会も19,800円です。海外の参加料は160ドルから230ドルになりました[20]。京都マラソン2027の参加料は、京都市内に住む人が18,500円、市外が19,500円、海外ランナー枠が35,000円で、別に事務手数料(6%)がかかります[2]。

何の数字か金額数えている範囲
京都マラソン2024の市内での消費28.45億円ランナー・同伴者・沿道の観客などが京都市内で使ったお金(直接の効果のうち消費支出だけ)[21]
東京マラソン2017の経済波及効果約284.2億円全国への波及を含めた試算(都内は約165.9億円)[22]
東京マラソン2025の追加の消費推計1億米ドル3日間のカード決済データからの推計[23]
アシックスの2025年12月期の売上高8,109億円(前年比19.5%増)会社全体。ランニングシューズの部門は3,635億円[24]

数字ごとに数え方が違うため、大会どうしの金額を直接比べることはできません。それでも、マラソン大会が開催する街とスポーツ用品の会社にとって大きな収入になっていることは読み取れます。人気の大会ほど、参加料を上げても申し込みが集まる状況です。

最後に、京都マラソン2027に落選した人と、次に申し込む人ができることをまとめます。

京都マラソン2027に落選した人ができることは3つある

落選した人ができるのは、追加抽選の案内を待つこと、先着枠の状況を確かめること、次回以降も申し込み続けることの3つです。

  1. 追加抽選の案内を待つ: 大会事務局は抽選結果の通知と同時に、当選した人の入金状況によっては、落選した人を対象に追加抽選を行う可能性があると案内しています。当選した人の参加料の入金期限は10月19日(月)です[26][27]。2026大会で批判が出た先着順の追加募集とは違う形です[5]。
  2. ふるさと納税枠の状況を確かめる: 京都市スポーツ振興基金に10万円以上を寄付した人が対象の先着760人の枠で、参加料は別に払います[2]。8月31日の時点の申し込みは199人で、受付は10月28日(水)午後5時までです[1]。最新の受付状況は大会の公式サイトで確かめてください。
  3. 次回以降も申し込み続ける: 倍率が3.1倍のまま毎年変わらず、抽選が毎回独立していると仮定すると、1回で当たる確率は約32%、3年続けて申し込めば少なくとも1回当たる確率は約69%です(この記事での計算)。京都市内に住んでいる人は、市民枠の優先抽選に外れても一般枠でもう一度抽選されます[2]。

よくある質問

Q. 京都マラソン2027の抽選結果はいつ分かりましたか?

A. 抽選結果は、2026年10月5日(月)の午前10時から、メールで順次知らされました。RUNNET の「Myページ」でも確かめられます[26]。

Q. 京都市民は京都マラソンに当たりやすいのですか?

A. 京都市民枠の優先抽選があり、外れても一般枠で再び抽選されるため、抽選の機会が2回あります[2]。ただし、市民枠だけの倍率は2027大会の発表資料で確かめられていません。

Q. 東京マラソンの抽選倍率はどれくらいですか?

A. 東京マラソンの抽選倍率は、第1回(2007年)が3.1倍、第2回が5.2倍、第3回が7.5倍と報じられています[16]。第1回の申し込みは約7.8万人でした[15]。近年の一般抽選の申し込み数と倍率は、今回の参考文献にはありません。

まとめ

この記事で押さえたこと

  • 京都マラソン2027の抽選倍率は3.1倍。当選は申し込んだ人のおよそ32%で、2024大会の1.8倍から3年続けて上がった
  • 倍率を押し上げたのは国内からの申し込みの増加。2027大会は海外枠を3,000人に減らし、余れば一般枠へ回す
  • ロンドンの抽選は113万件を超え、世界の人気大会でも申し込みは過去最多が続いている
  • 日本で走る人は2020年をピークに減っており、増えているのは大会に出たい人
  • 参加料は上がっており、大会は開催する街の大きな収入源になっている

京都マラソン2027の倍率3.1倍から見えるのは、走る人が減る中で、大会に出たい人が人気の大会に集まっていることです。落選しても、追加抽選と次回以降の申し込みで走れる可能性は残っています。

覆面アスリートが読者に問いかける
覆面アスリート

人気の大会の抽選、あなたは、①当たるまで同じ大会に申し込み続ける派、②当たりやすい大会を選ぶ派、のどちらですか。コメントで教えてください。

戦う君は、ひとりじゃない。アスリートRPG。

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参考文献・出典

出典リスト(27件)タップで表示
  1. 京都市・京都マラソン実行委員会(2026-09-08)「京都マラソン2027」ランナー募集結果。city.kyoto.lg.jp
  2. 京都市・京都マラソン実行委員会(2026-07-08)「京都マラソン2027」ランナー募集(定員の内訳・参加料・開催日・追加抽選)。city.kyoto.lg.jp
  3. 京都マラソン(2025-09-30)ランナー募集結果をとりまとめました(2026大会のエントリー数・倍率)。kyoto-marathon.com
  4. 京都マラソン(2024-09-09)ランナー募集結果をとりまとめました(2025大会のエントリー数・倍率)。kyoto-marathon.com
  5. 京都マラソン(2025-11-12)ランナー募集期間延長等の経過、事務局の考え方について。kyoto-marathon.com
  6. London Marathon Events(2025-05)2026大会の抽選申し込みが世界記録に。londonmarathonevents.co.uk
  7. Athletics Weekly(2026-05)2027大会の抽選申し込みが130万件超(報道)。athleticsweekly.com
  8. Guinness World Records(2026-04)ロンドンマラソン2026が完走者数の記録を更新。guinnessworldrecords.com
  9. Running USA(2025-11)ニューヨークシティマラソン2025の完走者59,000人超。runningusa.org
  10. Canadian Running Magazine ニューヨークシティマラソン2026の一般抽選の当選率(報道)。runningmagazine.ca
  11. RunBlogRun(2025-01)Race Results Weekly 集計による2024年の世界のロードレース完走者(報道)。runblogrun.com
  12. RunRepeat(2025-08)The State of US Marathons 2025。runrepeat.com
  13. 笹川スポーツ財団(2025-10-09)ジョギング・ランニング実施率の推移(スポーツライフ・データ)。ssf.or.jp
  14. The Complete Book of Running(書誌情報)。en.wikipedia.org
  15. 文部科学省(2021-05)スポーツ政策に関する資料(東京マラソン第1回の申し込み数)。mext.go.jp
  16. 東洋経済オンライン 東京マラソンの抽選倍率の推移(報道)。toyokeizai.net
  17. Strava(2025-12-02)Year in Sport 2025。press.strava.com
  18. Athletech News Strava Year in Sport の世代別の動機(報道)。athletechnews.com
  19. Time Out Australia Skyscanner 調査(2,000人)による走る旅行の計画(報道)。timeout.com
  20. 東京マラソン財団 東京マラソン2027 募集要項の発表(参加料)。marathon.tokyo
  21. 京都市会 文化環境・はぐくみ委員会資料(2024-07-10)京都マラソン2024の経済効果。city.kyoto.lg.jp
  22. 東京マラソン財団 東京マラソン2017の経済波及効果。marathon.tokyo
  23. Mastercard(2026-02)東京マラソン2025の経済効果の分析。mastercard.com
  24. FASHIONSNAP(2026-02-13)アシックス 2025年12月期決算(報道)。fashionsnap.com
  25. 京都マラソン(2023-09-08)ランナー募集結果をとりまとめました(2024大会のエントリー数・倍率)。kyoto-marathon.com
  26. 京都マラソン(2026-10-05)抽選結果の確認方法・お支払方法について(追加抽選の可能性)。kyoto-marathon.com
  27. 京都マラソン(2026-10-04)10月5日(月)10時以降、抽選結果メールを順次送付します(参加料の入金期限)。kyoto-marathon.com

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